SOHOオフィスの中には、SOHOマンション、レンタルオフィス、小規模事務所等様々な形態がありますが
その中で一番物件数が多く、また人気が高いのが「SOHOマンション」です。
SOHOマンションの場合、いくつかの特徴がありますので、以下にまとめてみました。
SOHOオフィス・SOHOマンションのメリットは、通常の事務所を借りるより、初期費用が安いという事です。
例えば、東京で事務所を借りる場合、保証金が6ヶ月~10ヶ月必要になりますが、SOHOオフィス・SOHOマンションの場合は礼金0~2ヶ月、敷金が2~3ヶ月で合計2~5ヶ月と、事務所に比べて初期費用の負担が軽くなります。
きれいで快適な環境で働ける。
SOHOマンションの多くは、高級賃貸マンションであり、築年数も浅く、きれいな物件ばかりです。
小さい事務所物件は、雑居ビルが多く、見た目や環境面でよくない場合あります。
1LDK以上の間取りの場合、応接室を新たに作る必要がありません。
社長室や会議室を新たに作る内装費を考えた場合、最初から部屋が分かれているマンションは非常に便利です。
仕事が夜遅くなった場合、シャワーを浴びる事ができます。
事務所物件の場合、クロスの張替え、タイルカーペットの交換はすべて賃借人の負担で行うなど現状回復費用が多くかかります。SOHOマンションの場合は住居の考え方を摘要しますので、消費者保護の観点から経年劣化で汚れた部分はオーナーが負担するようになっています。事務所物件と比べると現状回復時の費用負担は相当少なくなります。
SOHOマンションの多くは、解約予告期間が2ヶ月前です。
事務所物件の場合、3~6ヶ月前のところが多いので、SOHO物件の方が、解約するときのスケジュールが立てやすいというメリットがあります。
物件によっていくつかの制約があります。
- 住民票を移さなければいけない場合がある。
- 電話回線はほとんどの物件で2回線までしか引けない
- 表札は個人名と法人名を併記しなくてはいけない場合がある。
- マンションによっては、登記が不可の制限があること。
- 不特定多数の出入りのある業種は入居が難しい場合が多い。
- 契約上の使用用途はあくまで「住居」となる物件がほとんどである。
- 通常のオフィスビルと違い、キッチンや洗面台などが大きく、お風呂があるため、専有面積だけでみてしまうと執務スペースが小さい場合がある。